リレーインタビュー Vol.03 林 一伸さま ~第3週目~
金沢で相続や終活のサポートを
されている方を月毎に紹介しています。
Vol.03第三週目は、有限会社林石材
代表取締役、林一伸さんです。
インタビュー時
墓石が置いてある店内を
林さんに案内していただきました。
↑有限会社林石材本社
素人の私には初見で
色や形ぐらいの違いしかわかりませんでした。
しかし、説明をお聞きすると
墓石の原産地や加工の仕方で
長持ち度合いや見た目の美しさが
ちがってくるのだと教えていただきました。
↑店内に陳列してあった墓石の説明を
していただきました。
林さんにお墓屋さんを選ぶ時の基準を
聞いてみました。
■お店に足を運んでみること
そこで確認するといいことがあります。
まず、店内の飾り方です。
お店の個性が出るからだそうです。
次に、価格表示をしているかどうかです。
価格がわかると安心です。
■自社で工場をもっているかどうか
理由は、自社工場があると
細かな対応をしてもらいやすいからです。
■施工写真を撮ってくれるか
前回、ご紹介したとおり
お墓の肝(きも)は基礎工事です。
お墓には、素人の私たちには
見える部分と見えにくい部分があります。
見えにくい部分でどんな作業をされているのか
手を抜いていないかわかったほうが安心です。
お墓は一生に何度も購入するモノでは
ありません。
■お墓屋さんの見積もりは3社とること
墓石の相場は、素人にはわかりにくいものです。
複数の見積もりをとるのは手間がかかりますが
あとあと損したと思わないために大切なコトです。
昨今、檀家離れや県外に親族が引っ越してしまい
お墓をもたない家庭が
増えてきている傾向があります。
多様化してきたお墓の価値観に対して
林さんは様々な取り組みをされています。
↑墓石に「ありがとう」と彫られています。
予算に応じた
個性的なお墓のデザインを
提供されています。
現在、準備されているのは
夫婦二人用のお墓です。
お墓を10年間管理する契約で
更新することもできます。
そして、契約終了後は
納骨堂に納めるというサービスです。
林さんは、「お墓は文化だ」
とおっしゃいます。
金沢は町全体で文化を守ってきた歴史があります。
林さんはお墓をとおして
金沢の歴史と文化を
行政と連携していきながら
守っていくことが使命だと
おっしゃっていました。
社会の変化とともに
ニーズも変わりますが
同時に昔からのある歴史や文化を
守っていくことも大切です。
仕事をとおして
そうした取り組みができることは
かけがえのないことだと感じました。
おわり。
株式会社ハナミズキマネジメント
代表取締役 小林花代